2歳になったばかりの娘が今"色"ブームです。あれこれ指差して「あか!」「オレンジのくるま」などと言って楽しそうです。
いつの間にか勝手に"色"に気づいたようですが、まだ"色"の概念がなかったり、曖昧だったりするときに"色"を教える場合には気をつけるポイントがあります。
それは、"色"以外の要素は取り除くということです。
例えば、「赤はどれ?」と尋ねて選ばせる場合です。
こちらは良い例です。
"色"以外は全て同じです。同じカテゴリのもの、同じ形のもので、"色"だけが違います。
これを用いて、「赤はどれ?」と尋ねてあげると、"色"以外のものに惑わされることがありません。

こちらは悪い例です。
"色"以外にも違う点があります。カテゴリも形もバラバラです。
"色"以外の要素に惑わされる可能性があります。

もう少し見てみましょう。
"色"に名前を付ける前に、「この色とこの色は同じ・・・」と仲間分けする段階があります。
「これとこれは同じもの」→「こいつらをひとくくりで言い表したいなぁ」→「こいつらの名前を付けよう」という段階になっているという考え方ですね。(いろいろな考え方の1つです)
特にASDの特性の強いお子さんの中には、「これとこれは同じもの」のところが苦手な子がいます。私たちは実は多少の差異は気づかなかったり無視したりして「同じもの」として認識していくわけですが、「同じじゃない!」と認識する子もいるのですね。差異に敏感に気づき、無視できないのです。(それって実はすごいことだと思います!)
「これとこれは同じもの」の部分を学ぶ方法に"マッチング"という方法があります。
横文字で言うと大層な感じですが、同じものどうしを一緒にするというだけのことです。
こちらは良い例です。赤い積み木を渡して、「同じものと一緒にして」と言ってみましょう。同じものどうしマッチングしやすそうですね。

こちらは悪い例です。色はトマトと同じだけれど、カテゴリ(積み木)と
形(四角)は黄緑色の積み木と一緒です。
「同じものと一緒にして」と言われたらどっちと一緒になるのか・・・迷ってしまいますね。

しかし、悪い例もいずれ必要な段階ですね。世の中色もカテゴリも形も違うものがあふれています。
この場合、まずカテゴリ、形は同じで色だけ違う → 色以外の要素も違う という段階で学ぶのが良いでしょう。(般化という過程です)
同じ色のところに同じ色のクレヨンを入れる、これもマッチングの練習になります。

こちらは色だけ変えたアンパンマンたちです。

「ピンクどれ?」などと尋ねて、指さしして遊んでいます。

"色"以外の要素は取り除く
ぜひ試してみてくださいね〜